もやもや駅伝

もやもや解決のバトンリレー

赤羽雄二さんの、「マンガで分かるマッキンゼー式ロジカルシンキング」より、『必要なのはちょっとした努力』

伝わらないのはテクニックの問題ではない

 自分の考えを分かってもらえない、という経験は誰にでもあると思います。なぜ分かってもらえないのか、単に伝え方・言い方の問題ではなく、考え自体が表面的なものに終わっているからです。本人にとっては素晴らしいアイデアであっても、他の人から見るとありきたりだったり、大事なポイントが抜けていたりします。

 これは、本書の「はじめに」に書かれている文章です。伝え方はもちろん大事ですが、優れたアイデアかどうかは、相手よりも深く考えているかどうかで決まります。

論理的思考とは、「なるほど!そりゃそうだ」と思われる考え方

 深く考える、その鍵は、「きちんと考える」、「良く考える」ということです。ラーメン屋さんの場合で考えれば、

・どうやっておいしいスープを作るのか

・どうやってスープの塩分を大幅に減らすのか

・どうやって「コク」と「さっぱり感」を両立させるのか

・どうやってカロリーが大幅に低く、かつ食感のよい麺を開発できるのか

・どうやって麺とスープがうまくからむような工夫ができるのか

といったラーメンそのもののことに加えて、

・どうやって体によい食材を安定供給してもらえるのか

・どうやってこのラーメンの原価をあまり上げずに作ることができるのか

・どうやって他のラーメン屋に埋もれず、知ってもらえるのか

・どうやって他のラーメン屋さんにマネされずに続けることができるのか

・どうやって味を落とさず、多店舗展開できるのか

・人手不足のおり、どうやって優秀な人材を採用し続けられるのか

 自分の考え方を説明するとき、相手は次の展開を予想しながら聞いているものです。その予想に対して、「これがこうだったらこうなるはずだよね」というのを、ポン、ポン、と的確にあてはめていってあげれば良いということのようです。これは会話するときに誰でも普通にできていることであり、同じことができればそれは十分に論理的思考と言えます。

 赤羽さんの文章は、まさに欲しいところ(読み手が期待するところ)に簡潔に言葉が並べられていています。ではどうやって論理的思考ができるのか、ラーメン屋さんの例であれば、ラーメンが好きで好きでたまらなくて自分の最高のラーメンを食べてもらいたいと心の底から考えている人であれば、自然とできてしまうことです。まずは強い関心を持てる分野で考え続けることが論理的思考を自分のものにする鍵だと思います。

必要なのはちょっとした努力

 とは言っても、そんなに強い関心を持てる分野ってない、という方が多いと思います。自分もそうでした。行動しないと何も変わらないということはよく言われます。どう行動すればいいのか、自分にマッチするやり方を選べば良いと思いますが、私のおすすめは赤羽さんの提案する、「本書を読み、A4用紙を用意して頭に何かが浮かんだらさっと書き留める、何か整理しようと思ったら2×2マトリックスにさっと整理してみる」ということです。

 変わりたいと願うならば、信じて行動すれば、世界が変わって見える日が来ます。私は、約1年間メモ書きを継続し、最近少しずつ世界が変わって見えてきました。

 

 以下は、私自身へ向けた宣言(チャレンジシート(赤羽さんの「アクションリーディングより)

この本を読んで、自分は今から何をするか?

・メモ書きと2×2マトリックスをとことんやる。 
・自分だけで解決しようとせず、人に相談して確認する。
・朝晩の自分の時間を確保する。朝晩にポジティブな気持ちになって寝るようにする。

3ヶ月後には何をするか、どうなっていたいか?

・自部署での成果が認められ、それに伴った人事異動(例えば上司が昇格)がある。
・部長に成長を認められ、提案に対して「なるほど」と言われる。
・先輩が納得する研究計画を立てて、研究を進めている。