もやもや駅伝

もやもや解決のバトンリレー

赤羽雄二さんの、「ゼロ秒思考」より、『考えているつもりからの脱却』

一生懸命考えているつもりで、実際は立ち止まっている

 毎日、会社に行き仕事をしている。遊んでいるわけではない。でもなぜか資料の完成が期限ぎりぎりになる、という経験は少なくない。一生懸命考えているつもりで、実際は立ち止まっている。この資料にこんなに時間をかけてしまったのか、とへこむこともある。

立ち止まらないで考える方法

 ではどうすれば立ち止まらないで考えられるのか。考える密度を濃くする方法として、本書ではメモ書きを提案している。A4一枚に一分間の間に頭に浮かぶイメージ、感覚を言葉にする方法で、人の名前、欲望、憎しみ、くやしさといった負の感情も構わずに吐き出す。一日10枚を3週間続ければ、各段に考える密度が濃くなっていることに気づくことができる。

メモ書きをしてみて変わったこと

 もやもや迷うことがなくなり、期限の前倒しができるようになりました。プレゼンをする際にも、「これだけやったんだからきっと上手くいく」というように前向きに腹をくくれるようになりました。

 話し言葉も簡潔になり、自分の足りていない部分も卑屈にならずにオープンに話すことができるようになりました。報告書や昇格レポートも自分の言葉で素直に書けるようになり、書類作成時間も大幅に短くなりました。

 「誰が知っているか、どこに書いてあるかを知っているか」が重要と見聞きしたことがあります。しかし実際に人とコミュニケーションする際には一つの言葉で前に進むという経験も多く、思考の瞬発力も同様かそれ以上に重要です。今では、紙とペンさえあれば、よほどのことがない限り、自信を持って打合せができるようになりました。

 思考の質とスピードの到達点のことをゼロ秒思考と赤羽さんは言います。メモ書きをし始めてから、自分の言葉に自分が驚く経験が何度かありました。一度体感するとやみつきになります。

 A4メモ書き、一度試してみてはいかがでしょうか。